2020年8月16日
愛する皆さま
主の御名を心よりほめたたえます。
この夏の間、再び神様から送られた娘と共に過ごすことになりました。あまり自由に動けない夏ではありますが、先週の月曜日、私たち3人は特別な時間を過ごしました。歴史巡りです。まず教会の墓地で諸手続きがあったため、服部霊園に行きました。それから茨木市立キリシタン遺物史料館に足を運び、そのあと大阪歴史博物館に行きました。教会の墓地では教会の歴史について考える時間があり、博物館では私たちが住んでいるこの地の歴史を知ることができました。ちなみに「なにわ」が「難波」とも書くのだと、今回初めて知りました。
墓地では墓碑に刻まれた信仰の先輩たち一人ひとりのお名前に目を通しながら、3人で神様に感謝の祈りを捧げました。お墓はすでにその前の週にY長老ご夫妻によってきれいに掃除されたあとでした。墓碑を見ながら私は「私たち夫婦もできればここに入りたいけど、誰かこうやって面倒を見てくれる人はいるかな」と神様の娘に聞きました。すると娘が言ったのです。「それは私たちの世代が」。とても嬉しく頼もしく思いました。神の家族というのは、このように信仰によって結ばれ、その信仰が継承されていくものなのだと、しみじみ感じました。
信仰の継承とは服部霊園のお墓に眠っている森小路教会の信仰の先輩方がなさったように、神のみ言葉を次世代に正しく伝えることです。そのためには、まず私たち一人一人がそのみ言葉に生きることです。み言葉に生きるということは、神のみ言葉に聞き従うということです。もちろん簡単なことではありません。しかし主により頼み、謙遜に主の御力を求めれば、神様は私たちを憐れんでくださり、森小路教会の信仰の先輩方がなさったように、信仰を次世代に正しく伝えることができるでしょう。
『今日わたしが命じるこれらの言葉を心に留め、子供たちに繰り返し教え、家に座っているときも道を歩くときも、寝ているときも起きているときも、これを語り聞かせなさい。』
(申命記 6:6~7)
在主
林 尚俊