2024年07月28日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

毎年、私たちの群れには、熱い夏の訪れと共に遠い南国から大事な神の家族が訪れます。Dさん一家です。先週の聖日には久しぶりにD家の4人の娘が全員揃って教会に来られました。皆さん元気そうでうれしくなりました。せっかく大阪に来たので、よい思い出を作ろうと日本の夏の風物詩ともいえる花火大会を昨年に続き今年もすることにしました。第2回花火大会の開催です。昨年度は第1回目で大会運営執行部(つまるところ私)の未熟さもあり、準備段階や実際の行事の最中にいろいろなトラブルが起こりました。今年は第2回目ということもあり、試行錯誤から得た教訓を活かして、ほぼ完ぺきな大会運営を目指します。

 

何より大事なのは花火そのものの準備です。昨年はお得意先の花火専門店で購入しましたが、円安に伴う仕入れ価格の高騰などにより、満足できる本数を調達するのは難しいと判断して購入先を変えることにしました。そして花火には欠かせない大事な着火道具ライターの準備です。これについては昨年、痛恨のミスがあったため、二度と同じミスは起こすまいと、より確実に着火が保障される日本の某有名メーカーの最新機器を購入しました。また大会会場は外灯もなくとても暗かったので、手持ちのライトも用意しました。

 

このように万全の準備を整えて待ち合わせ場所に足を運びました。そしてD家の4人の娘たち乗せた流星号は、あっという間に花火大会会場である淀川の河川敷近くに着きました。まず車を安全に有料駐車場に止め、少しずつ荷物を分け合って持って移動します。暗い足元は用意してきたライトがあるため問題ありません。いよいよ現場に到着。私たちは慣れた手さばきで準備を整えました。新たに購入した最新型のライターは百発百中です。事前にシミュレーションしておいた種類別の順番に従って、まず手持ち花火から始めました。パチパチとかわいい光が闇に光ります。

 

次に噴出花火を楽しみ、そしていよいよ我々の花火のクライマックスである花火文字の時間です。昨年はご存じのとおり「LOVE(愛)」でしたので、今年はやはり「HOPE(希望)」でしょう。難易度を考え小文字で書くことにしました。事前にスマホの設定しておくのはもちろんのこと、手振れしないようにカメラスタンドも用意しました。リハーサルをかねて1回目の撮影をしましたが残念ながら失敗。シャッタスピードを間違えてしまったのです。その場で修正して、いよいよ本番! 皆一斉に手持ち花火に火をつけて空中にそれぞれ担当の文字を書きます。一生懸命です。何度もシャッターを押しました。結果、何枚かよい作品が取れました。皆、喜びの中で、2024年第2回花火大会が幕を下ろしました。大会実行委員として改めて反省点はあったものの、全体的に楽しく終わったのでそれなりに満足しています。ちなみに来年の文字は「FAITH(信仰)」です。今までとは異なり、かなりの難易度が予測されますので、1年間、万全の準備を整えたいと思っています。もしかしてD家の娘たちは私のことを「花火牧師(Fireworks pastor)」として覚えているのではないかとふと思いましたが、それはそれでいいかなと思います。

 

イスラエル人は皆、火と主の栄光が神殿に降るのを見て、ひざまずいて敷石の上に顔を伏せ、礼拝して、「主は恵み深く、その慈しみはとこしえに」と主を賛美した。(歴代誌下 7:3)

 

在主

林 尚俊

 

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