2025年1月12日
愛する皆さま
主の御名を心よりほめたたえます。
私が使っているスマホのメーカーは、同じメーカー同士で無料でメッセージを送れる機能があります。iMessage(アイメッセージ)という機能です。Wi-Fiさえつながっていれば無料の機能で、しかも送る文字数も無制限です。写真なども送れます。もちろん他のスマホメーカーとつながることができる「〇INE」というと強力な無料メッセージアプリがありますが、つながるまでがとても複雑でハードルが高いのです。しかしアイメッセージは同じメーカーのスマホを持っている相手の電話番号さえあればすぐにつながれるのでとても便利です。しかもアイメッセージの一番の特徴は、私が送ったメッセージを相手が確認したかどうか確認できるのはもちろん、相手が私のメッセージに対する返事を書いている様子も分かるので、メッセージを送った後もどかしい思いをしなくていいので気持ち的に楽です。
何よりアイメッセージが気に入っているのはその名前です。もちろん英語のアルファベットの「I」ですが、漢字の「愛」が思い浮かぶので大好きです。もちろんふだんは「〇INE」を愛用していますが、「〇INE」の登録ができていない相手とはアイメッセージでやり取りします。その時には同じメーカー同士の特権を感じるので特別感さえあります。これから同じメーカーのスマホを持っている人とはアイメッセージでやり取りしてもいいかなと思っています。
そんなことを考えながら、私たち教会の中でも、これと同じように私たち特有のコミュニケーションがあるのではないかなと思いました。キリスト者同士だけに通じる固有のコミュニケーションです。もちろんそれは教会の中だけで使われる、いわゆる教会専門用語(?)を使っているからではないでしょう。私たちの信仰の用語や信仰の文化からくる独特な言語、コミュニケーションだと思います。それは同じ神の愛で結ばれているからこそ可能なことではないでしょうか。神の愛に基づいた特別な関係からくる不思議なコミュニケーションです。私はこれを「愛メッセージ」と呼びたいです。言葉で細かく説明しなくても何となく互いに通じ合う愛の共同体ならではのコミュニケーションです。これは国と言語を越えます。例えば私たちが旅行などで海外の教会の礼拝に出席すると、現地の言葉は分からなくても何となくそこの教会でとても自然に礼拝を捧げることができるのも、この「愛メッセージ」のおかげではないでしょうか。
新しいの2025年、私たち森小路教会では互いにこの「愛メッセージ」を最大限活用したいと思っています。この「愛メッセージ」はガラケーだとかスマホだとかに関係なく、神の愛によって通じるものだからです。そしてこれには時間と空間を超える偉大な力があると思います。だから今はしばらく共に礼拝を捧げることができない方とも、この「愛メッセージ」によって一つとなることができるのではないでしょうか。というわけで私は今年、皆さんからのたくさんの「愛メッセージ」を待っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
愛する者たち、互いに愛し合いましょう。愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。
(ヨハネの手紙一4:7)
在主
林 尚俊