2020年7月19日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

先日2020年版、高校生の「なりたい職業ランキング10」というアンケート調査結果の記事を見ました。第一位は教師で、11.4%の人がなりたいと答えました。その理由は「先生たちが教えているのが楽しそう。生徒とふれあうのが好き」また「あこがれの先生のように子どもと成長していける職業だから魅力を感じる」などでした。高校生にとって身近な先生たちが楽しそうにしている姿や、生き生きと働く姿に好感を持っているのが分かりますね。また、あこがれの先生がいる人は、「自分も誰かにとってそんな存在になりたい」という想いを抱くのかもしれません。

 

マタイによる福音書10章を見るとイエス様はご自分の弟子たちを世に派遣しました。その時、弟子たちは、自分たちがただでもらったものをただで人々に施すように言われました。それは福音のことです。つまり永遠の命についてです。そしてイエス様の弟子たちは言われたとおりに一生懸命、人々に施しました。何も求めず何も持たず、ただ主に委ねて、神の福音をこの世に証ししました。そして世の人々はそんな弟子たちの姿を見て生きておられる神様について聞きたくなったでしょう。「彼らがここまで熱心に伝えようとしているものは一体何だろう」と。

高校生たちが先生になりたい理由は、「楽しそうにしている姿や、生き生きと働く姿に好感を持っている」からでした。だとすれば今の私たちクリスチャンも楽しく生き生きと福音に生きれば、この世の人々は「あの人は一体何だろう、自分もそうなりたい」と思うのではないでしょうか。伝道というのは神様が私たちを用いて行われる神様の御業であると、ひしひしと感じます。

 

『行って、『天の国は近づいた』と宣べ伝えなさい。 病人をいやし、死者を生き返らせ、重い皮膚病を患っている人を清くし、悪霊を追い払いなさい。ただで受けたのだから、ただで与えなさい。帯の中に金貨も銀貨も銅貨も入れて行ってはならない。』(マタイによる福音書 10:7~9)

 

在主

林 尚俊