2020年8月23日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

先日は夏の思い出作り第二弾を計画しました。夏の定番の思い出というのは「花火大会」でしょう。しかし、残念ながら新型コロナの影響で、ほとんどの「花火大会」が中止となりました。そこで、自分たちだけの「花火大会」を開催するために千林商店街にある老舗花火屋さんに行きました。そのお店には1つ10円の花火から何千円の花火まで、見た目も色とりどりの花火がたくさん並んでいました。花火屋さんの96歳の看板娘(?)の一押しの花火をはじめ、楽しそうな花火をいくつか買いました。

 

夜になって、私たち3人はドキドキしながら淀川に向かいました。安全な場所を見つけ、いよいよ花火に火をつけました。しかし風があったので、なかなか火がつきません。何度か挑戦して、やっとパチパチと火がつきました。きれいな緑、青、黄、赤の火花が煙と共に真夏の夜空に散りました。その瞬間、私たちは、思わず「わぁ」と歓声を上げました。私はまるでタイムスリップして40年前の子供時代に戻った気がして、その美しさと楽しさを満喫しました。妻も子供のような笑顔でずっと楽しんでました。もちろんうちの娘(?)も、最初は緊張した表情でしたが、だんだんと素敵な笑顔を見せて楽しんでいました。美しい花火の前では、大人も子供も同じ顔でした。

 

聖書は私たちに子供のようにならないと神の御国には入れないと教えています。子供とは神様の恵みを素直に心から感謝する人のことでしょう。大人になると、なかなか素直に反応することが難しくなるものです。しかし今、私たちに与えられた「神の恵みの光」は、花火なんかとは比べることのできないほど、大きくて美しいものです。その素晴らしい「光」にあずかった私たちが、子供のように素直に「光」を受け入れ、心から喜ぶなら、「光の子」として神に招かれるでしょう。

 

『はっきり言っておく。子供のように神の国を受け入れる人でなければ、決してそこに入ることはできない。』

(マルコによる福音書10:15)

 

在主

林 尚俊

 

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