2020年9月27日

 

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

神様の恵みによって約10日間の夏季休暇を無事に過ごすことができました。お祈りありがとうございました。森小路教会での初めての夏季休暇は、遠出はできなかったものの、それなりに充実した時間となりました。何よりもまず、大阪に素晴らしい海があるのをはじめて自分の目で確かめることができました。また京都の同志社大学に行き、韓国出身の天才詩人と呼ばれた「尹東柱(ユン・ドンジュ)」という薄命の詩人の詩碑を訪ねてきました。帰りには、嵯峨野にある竹林の道にも寄りました。コロナの影響か、平日だったせいか、人っ子一人いない竹林の綺麗な写真も撮れました。そして、ずっとたまっていた、いくつかの原稿を書き終えることもできました。久しぶりに、朝コーヒーを飲みながら音楽を楽しむこともできました。ゆっくりと過ごすことができたとても有意義な時間でした。

 

福音書を見ますと、イエス様もどころどころで休まれたと書いてあります。マルコによる福音書 6章では、ご自分の弟子たちが休まずに働いている姿をご覧になってあわれんでくださり、休ませた場面が出てきます。イエス様は、私たち人間の肉体の限界を誰よりもご存じでした。ご自分も弱い人間の体を持っておられたからです。すべての楽譜には音符と休符が記されています。音符だけでは綺麗な音楽にならないからです。私たちの人生も休みがあるからこそ輝くようになるでしょう。

最近は、朝晩が涼しくなり過ごしやすくなってきました。夏の間、暑さによって休めなかった身も心も休ませる良い季節です。ほんの短い間でもいいでしょう。秋の澄んだ青空を見ながら、深呼吸してみませんか。

 

『さて、使徒たちはイエスのところに集まって来て、自分たちが行ったことや教えたことを残らず報告した。イエスは、「さあ、あなたがただけで人里離れた所へ行って、しばらく休むがよい」と言われた。出入りする人が多くて、食事をする暇もなかったからである。そこで、一同は舟に乗って、自分たちだけで人里離れた所へ行った。』(マルコによる福音書 6:30~32)

 

在主

林 尚俊

 

牧師室より トップ