2020年10月04日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

10月になりました。今年度の残りの半分が始まる時期であり、一年の中で一番過ごしやすい秋が始まる時でもありますね。いろいろな意味で心がワクワクします。そういうわけで私たち夫婦はこの秋から新しいことにチャレンジしました。それは観葉植物を育てることです。最初にホームセンタで、私は葉が綺麗な黄色に変わる「クロトン」を、妻は「コケモモ(クランベリー)」という可愛い実がなる植物を購入しました。私にとっては初めての挑戦ですので万全の準備をしました。植物育成専用のLED照明を購入し、ミニ鉢植え専用の噴霧器も買いました。YouTubeの動画で十分な基礎知識を習得した私は自信にあふれました。しかし、なぜか私のクロトンだけが枯れて、ほぼ死にそうになってしまったのです。今まで何度も植物を枯らした経験のある自称専門家(?)である妻の「コケモモ」は元気でした。

 

そこで仕方なく妻のアドバイスを受け入れて急遽、育て方を変更しました。科学の力に頼るより、心を注ぐことにしたのです。すると何と不思議にほぼ枯れていた「クロちゃん」が蘇りました。植物育成の才能に目覚めた私は、今度は「ワイヤープランツ」を購入するという禁断の川を越えてしまいました。今はベテランの室内庭園士を目指して毎日、大切に心を込めて水やりをしています。

 

小さな植物を育てることさえも思った以上に手がかかる難しいことであると生まれて初めて体験しています。神様はご自分で創造なさったすべての被造物を大切にされています。その中で私たち人間は神様に似せて造られました。その私たちに、神様は造られたすべてをお与えになったのです。そして休むことなく私たちを守っておられるのです。神様はまどろむことなく、また眠ることなく私たちを守り育ててくださいます。それは愛の故です。今は最初から元気だった「ワイヤープランツ」よりも、弱くて枯れそうになっていた「クロちゃん」の方により手をかけるようにしています。神様も弱くて罪深い私たち人間に一番、御手をかけておられるでしょう。

 

『見よ、イスラエルを見守る方はまどろむことなく、眠ることもない。主はあなたを見守る方あなたを覆う陰、あなたの右にいます方。昼、太陽はあなたを撃つことがなく夜、月もあなたを撃つことがない。』(詩編121:4~6)

 

在主

林 尚俊

 

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