2020年11月29日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

先日、夜の9時くらいに牧師館のピンポンがなりました。「誰だろう」と思っていると、妻がうれしそうに応じました。どうやら待ちに待った天からのうれしい物が到着したようです。Amazon(天ゾン)からの宅配便でした。前日の夕方に溜まっていたポイントで必要な物を頼んだようです。それが24時間も経たないうちに届くとは、本当に速いものです。コロナ禍で通信販売業者の業績は右肩上がりのようですが、激しい競争に勝つためには何よりも配達のスピードが大切だそうです。最近では出前も10分で届くこともあるそうですね。このようなスピードに慣れてしまうと、なかなか昔の状態に戻ることは難しいものです。

 

今週からアドヴェントに入りました。アドヴェントはラテン語で「adventus(アドヴェントス)」といい、「到着」を意味します。これこそまさに「天からのうれしい到着」を待つという意味ですね。ですから日本語では「待降節」と言います。言葉どおり、クリスマスの4週間前から大切に数えながらイエス様のご降誕を待つ期間です。アドヴェントカレンダーでクリスマスの4週間前から毎日カウントダウンしていきますが、欧米ではカレンダーを1つめくるごとに、飴やチョコが入っていたりします。子どもたちは毎日1つずつお菓子を食べてアドヴェントの始まりにワクワクし、同時にクリスマスツリーの下に飾ってあるプレゼントを開けたくてしょうがない気持ちを我慢します。そして一生懸命クリスマスまでのあと何日か、残りの日を数えるのです。私たちにはそのような風習はありませんがクリスマスは待ち遠しいものです。いろいろな意味で待つことが苦手になってきている私たちも、この期間、待つことの大切さを学べる貴重な期間になるといいと思います。

 

最近は本当に待つことが多く、特にコロナの収束がそうです。救い主イエスの誕生を待つ気持ちでその日を待ち望んでいます。そういうわけで今年のクリスマスは本当に本当に待ち遠しいです。皆さん、メリークリスマス!

 

『兄弟たち、主の名によって語った預言者たちを、辛抱と忍耐の模範としなさい。忍耐した人たちは幸せだと、わたしたちは思います。あなたがたは、ヨブの忍耐について聞き、主が最後にどのようにしてくださったかを知っています。主は慈しみ深く、憐れみに満ちた方だからです。』(ヤコブの手紙 5:10~11)

 

在主

林 尚俊

 

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