2021年06月20日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

久しぶりに家庭菜園のミニトマト栽培の中間報告をいたします。そもそも素人なのに行燈仕立てで栽培しようとしたのが間違いだったようです。無理に茎を曲げる過程で、大事な一本の茎が折れてしまうというアクシデントが起こったのです。とてもがっかりしてしまい、しばらく立ち直れませんでした。それでも折れた茎にはつぼみがついていましたので水に差して栄養剤などをあげていました。でもそのつぼみは少し大きくなるだけで枯れてしまいました。

 

一方、鉢に残った茎はスクスクと背が伸びましたが、上段の花は咲くだけでしおれてしまい実が結ばれません。急に暑くなった影響もあると思いますが、それにしてもなかなか思い通りにいきません。今度は焦りから水と肥料をあげすぎて、葉っぱが枯れ始めたのです。それなりにいろいろと対策を講じましたが無駄でした。

 

そんなある日、あることがパッと思い浮かびました。枝と葉っぱを剪定すればどうかという鋭い農夫のカン(?)が働いたのです。うろ覚えですがユーチューブの師匠から聞いた覚えがあったので調べてみると、ある程度、花房の実が大きくなったら、その花房より下の枝と葉は役割を果たしたので切るべきだということでした。そこで緑の実がついた一番下の花房の下の枝を切ってあげました。すると翌日、緑だったトマトがほんの少しだけ黄色くなってきたのです (黄色いミニトマトなので)。それから二日後の朝、水やりのためにベランダに出た私は息をのみました。なんと完全に黄色くなったミニトマトが二個もできていたのです。絵に描いたような真っ黄色のトマトが、どや顔で私を待っていました。それから他の実が大きくなった花房の下の枝も全部切ってあげました。するとまた、いくつかの花房の実が少しずつですが黄色くなってきました。

 

初穂は主に感謝して、私たち夫婦で一個ずつ仲良く頂きました。とてもおいしかったです。しかし残念ながら皆さんにおすそわけするほどの量にはならないと思います。一年目のど素人の農夫の初収穫のシーズンが何とか無事に始まりました。これからが楽しみです。

 

このような試行錯誤を通して、いろいろと学んでいます。その中で私が一番強く悟ったのは、結局、すべてを成長させてくださる方は神様だということです。このように小さなプランターでの家庭菜園も、神様からの恵みと知恵なしには何もできません。今はちょっとレパートリーが増えて、えごまの葉の醤油漬けを作るためにえごまを育てています。これについては、また今度ご報告しますので楽しみにしていてください。

 

わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。ですから、大切なのは、植える者でも水を注ぐ者でもなく、成長させてくださる神です。植える者と水を注ぐ者とは一つですが、それぞれが働きに応じて自分の報酬を受け取ることになります。わたしたちは神のために力を合わせて働く者であり、あなたがたは神の畑、神の建物なのです。

(コリントの信徒への手紙一 3:6~9)

 

在主 林 尚俊

 

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