2022年05月08日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

5月に入り私たち夫婦は昨年と同様、ある企画を立てました。「大阪自転車の旅」です。昨年は淀川沿いに下流の舞洲まで行きましたが、今年は同じ淀川を北側、つまり上流に向かって進む計画を立てました。皆さんもご存じのように淀川を上流に進めば、京都を通って琵琶湖までにつながっています。しかしいくら電動アシスト自転車でも、いきなり京都や滋賀県の琵琶湖にまで行くのは無理だと思い、とりあえず現実的な目標を定めることにしました。大阪の土地勘はまだよく分からないため知っている地名をグーグルマップで探すと、見覚えのある「枚方」という文字が目に入りました。「そうだ。このくらいの距離なら第1次目的地にできるかも」。そこで枚方の河川公園に向かうことにしました。

 

いよいよ月曜日の朝、起きると天気がすごく良くて気温もひんやりとしていてサイクリングには最高です。家に一番近いレンタル自転車ステーションに行き自転車を借りて、用意してきたキャンプ用の小さな椅子とテーブル、また私がリクエストした「おにぎらず」が入っているランチボックスとアイスコーヒーを荷台に積んで出発! ゴールデンウィーク期間中ではありますが公的な休日ではないため思ったより人は少なく快適でした。走ったことのない道を初めて自転車で走ると何だかときめきます。雲もほとんどない春の青空は、秋の青空に匹敵するほどでした。カラッとしていて、暑くも寒くもありません。北側に向かって走れば走るほど都心を離れるので、河川敷はどんどん自然豊かな風景に変わっていきます。顔に当たる春の風が、うっすらと春の花の香りを運んでくれました。きっと川沿いでは、私が見たことのない野の草が小さくて可愛い花を咲かせていたのでしょう。鶯の美しい鳴き声や雀の元気な鳴き声が私たちを歓迎してくれました。

 

途中、日本では珍しいアカシアの木を発見しました。今ちょうど花が咲いている時期なので周囲はアカシアの花の香りでいっぱいです。韓国ではアカシアが珍しくないので、この時期になると町の中がアカシアの花の香りで満たされます。一瞬、故郷にいるかのように感じ、嬉しくなりました。それからコーヒーブレイクをはさみ、ゆっくり走り続けると、いよいよ第1次目的地に到着! 追い風で電動アシストもあったため、

 

疲れることなくあっという間に着きました。シロツメクサの花が信じられないほど広く一面に咲いていました。ちょっと早い時間でしたが、せっかく素晴らしい風景だったので、ほのかにかおるシロツメクサの花畑で「おにぎらず」を美味しく頂きました。おなかが膨れると美しいシロツメクサの花畑でゆっくりしたくなったので、さらに北に進むことはやめました。ここから先は、また来年の大阪自転車の旅第三弾を企画しましょう。帰りは向かい風でちょっと時間はかかったものの、快適に走ることができました。とても気持ちのいいサイクリングでした。神様、感謝します!

 

神に僅かに劣るものとして人を造り/なお、栄光と威光を冠としていただかせ/御手によって造られたものをすべて治めるように/その足もとに置かれました。羊も牛も、野の獣も/空の鳥、海の魚、海路を渡るものも。主よ、わたしたちの主よ/あなたの御名は、いかに力強く/全地に満ちていることでしょう。(詩編 8:6~10)

 

在主 林 尚俊

 

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