2022年06月26日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

先週の聖日の礼拝後の報告の時間にも申し上げましたが、森小路教会は新しい車を購入いたしました。今日はその車両購入の過程、つまり「車購入大作戦」の緊迫した一部始終について、より具体的にご報告をしたいと思います。

 

今まで教会にあった車は、T長老が生前お乗りになっていた車を奥様が教会に寄贈してくださったもので、とてもありがたく乗らせていただいていました。ところが車の老朽化に伴い、故障修理費用、メンテナンス費用や保険料など、維持費用がだんだんと高くなってきました。そこで長老の皆さんと話し合い、新しく教会の車を購入することになりました。そして購入する車の条件を私なりに具体的に考えてみました。まずなるべく多くの人が乗れる車であること。当然、教会の車は牧師個人のためではなく教会全体のためにあるのですから、なるべく多くの方が乗れる車を探すことにしました。そして次の条件は誰でも乗れる形であること。福祉車両であれば体の不自由な方はもちろん、ご高齢の方も楽に乗れます。そして最後に値段です。もちろん新車のほうが良いのですが、なるべく新車に近い中古車、いわゆる新古車を一円でも安く買えるように工夫しようと思いました。

 

「車購入大作戦」の第一段階は、ネットでの情報収集です。実はこの段階は案外大事な部分です。あふれるほどたくさんの情報の中で良質な情報を得るために、休みの時間を利用して綿密にネットサーフィンをしました。そして福祉車両のラインナップが豊富なT社とH社に絞り、教会近くのディーラーを訪ねました。しかし分かったことがあります。特殊車両の中古車を見つけることは難しいということです。しかも、もし新車を購入するとしたら今は納車まで一年以上がかかるとのことでした。

そんな中、H社のある人気車種がモデルチェンジをするという情報を入手した私は、突然素晴らしい閃きが与えられました。(個人的には天からの声が聞こえたと思っています)。「モデルが変わるなら、いずれ展示車両も全部変わるはず!」そこで私は方向性を変えて、現在ショップにおいてある展示車両を買いたいという旨をディーラーに伝えたのです。私に新車を売り込みたいと思っていたディーラーさんの目が大きく動揺したように見えました。そしてこう言われました。「今のところ展示車両を売る予定はありません。新車の購入をもう一度検討していただけませんか」

 

しかし私はめげずに、さらに攻めることにしました。どうせ今の展示車をいずれ売却しないといけないなら、現金で買い取ってくれるお客さんはディーラーにとってもありがたいはずだと強くアピールし、他社を見に行くと言ってその場を去ったのです。しかしそれからしばらく経ってもディーラーから連絡はありませんでした。そろそろ他社を当たろうかと思っていた時のことです。H社のディーラーから連絡が入りました。「今すぐ購入していただけるなら展示車両をお売りいたします」。やった!

 

そしてついにほぼ新車に近い状態の車を破格で購入することができたのです。車が納車されたその週の聖日の礼拝後、T兄弟の車いすの試乗会を行いました。初めてのことで何だかんだ時間はかかったものの、無事に家までお送りすることができました。ちなみにこの車はYY長老の提案で「流星号」と名付けられました。流星号はこれからさらに活躍してくれることでしょう。神様感謝します!

 

人間の心は自分の道を計画する。主が一歩一歩を備えてくださる。

(箴言 16:9 )

 

在主 林 尚俊

 

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