2023年7月30日

 

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

よく考えて見ますとこの何年間、私は息が切れるほど走ったこともなく、全身が汗でびしょびしょになるまで体を動かしたこともありませんでした。それでも基本的に体力には自信があって誰にも負けないと思っていました。でも自分の体力が小学生の相手にもならないほど低下していたことが分かったのです。そうです。すでにご報告をさせていただいたように、先日、私は日曜学校のサマーデイキャンプに行ってまいりました。その日、久々に限界まで走り回り、頭や体をフル回転させたのです。

 

暑い夏、山の上で、無限の体力を持っている小学生7人と走り回りました。体はしんどかったですが、心の中は喜びで満ちあふれていました。皆さんもご存じのように、私たち夫婦が森小路教会に赴任してから初めての日曜学校のキャンプです。日曜学校の一大イベントとも言えるサマーデイキャンプをやっと4年ぶりに開催することができたのです。日曜学校の先生たちは喜びを持っていろいろと準備しました。今までこの教会につながっていたほとんどの生徒たちは、しばらく礼拝に出席することができませんでしたので、なかなか手ごたえが感じられずちょっとだけ落ち込んでいました。でもすぐに新たな子供たちを呼び寄せることに方向を切り替えてチラシを作成し、近所にポスティングすることにしたのです。「森小路教会だより」で日曜学校特集を組んでもらい、教会前にポスターを貼り、教会を中心に子どもたちが住んでいそうな家を周りながら300枚のチラシをポスティングしました。先生方は一軒一軒祈りながら配ったことでしょう。

 

ポスティングが終わって最初の一週間、全く反応がありません。心が折れそうになりましたが、きっと神様が幼い魂をこの教会に新しく送ってくださるという確信は消えませんでした。それでも締め切りの予定の週の半ばまで、申込者数はゼロ。そんなある日、妻から喜びの報告を受けました。近所の小学校1年生の親御さんからメールが届いたという報告です。なんとお友達と2人で参加したいというのです。この喜びの知らせを告げる妻の顔は、まるで年末ジャンボ宝くじに当たったかのような顔でした。その後も続々と参加希望者から連絡が入りました。ギリギリまで締め切りを伸ばした結果、なんと7人の子どもたちが参加することになったのです。既存の日曜学校の生徒とお友達も来ることになりました。とても嬉しかったです。

 

いよいよ当日の朝、予定通りチャーターしたバスに乗って神戸の六甲山YMCAに向かいました。短いデイキャンプでしたが、子どもたちは今まで経験したことのないたくさんのことを体験できました。楽しい時間を通して神様がみんなをとても愛しているということも伝えることができました。帰りのバスの中まで笑いが絶えることはありませんでした。来年も参加したいと言ってくれた言葉が何よりも嬉しかったです。来年は1泊2日。体力がもつよう、私は今から頑張らないといけないな思いました。神様、心から感謝します。この子たちがさらにあなたを知ることができますよう導いてください。

 

青春の日々にこそ、お前の創造主に心を留めよ。

(コヘレトの言葉 12:1)

 

在主 林 尚俊

 

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