2023年8月13日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

8月半ばになり本格的な夏らしい毎日を過ごしていますが、8月と言えば夏休みですね。皆さんもご存じのように、先日、日曜学校では、子どもたちのための「宿題やっつけよう!」というイベントを開催しました。予想よりたくさんの子どもたちが参加して、皆で楽しく遊びながら宿題をやっつけることができました。彼らが宿題をする様子を見ながら、私は自分の子どもの時代、特に小学校3~4年生の夏休みを思い出しました。ひたすら遊びまくっていた記憶しかありません。

 

学校がある時は朝早く起きるのはとても辛かったのですが、休みに入るとなぜか日の出と同時に目が覚めます。そのため朝ごはんを食べる前に外に出て遊びました。もちろんそんな朝早く遊び相手がいるわけありません。それでも遊びたいという強い情熱は冷めないので、当時隣に住んでいた同級生の家の門をたたきます。すると友達の代わりにおばあちゃんがドアを開けて言うのです。「朝早くからどうしたの?」私は「おはようございます。学校の夏休みの課題である体操を一緒にすることにしたので、○○君を起こしに来ました」と答えます。でも本当なのは半分だけ。実は学校に集まって体操をするという課題はありましたが、それは週一回だけでした。朝から遊びたいために別の日も体操の日だと、話をちょっとだけ(?)盛ったのです。大人は学校の宿題や課題、また勉強という言葉に弱いので、何の疑いもなく朝早い時間でも友達を起こしてくれました。「そうなのね。ちょっと待ってて」。しばらく待っていると友達が、訳が分からないという顔で出てきます。「今日が体操の日? 月曜日じゃないの?」すると私は「いいから早く出てきて。遅れちゃうよ」と言います。すると寝ぼけている友達は半信半疑でついてくるのです。それから他の仲間たちを起こすために町を一周します。もちろん同じようなやり方です。

 

ある程度の人数が集まると近くの大学のグラウンドに行き、その日の気分でサッカーか野球をします。ある程度走り回ったら、それぞれ朝ごはんを食べるために一度家に戻ります。そして朝ごはんのあと第二弾が始まります。今度は町の裏手にある山です。その山はそんなに高くも険しくもないので、隅々まで把握していた私たちは、秘密基地を作ったりしながら涼しい山の中で夏休みの午前を過ごしました。しかしその後が問題です。ほとんどの友達はお昼ごはんを食べるために家に戻ると、午後は宿題や習い事があるためなかなか集まりません。私も当時テコンドーやテニスを習っていましたが、うまく口実を作ってサボることがよくありました。しかし一人では遊べないので、また周りの友達を誘います。「今日一日くらいはサボっても平気でしょ」。すると私の悪しき誘惑に負けてしまった友達が何人か集まります。そして集めた友達と一緒に、午後は漢江(はんがん)に行って釣りをするのです。夕ごはんを食べる時間まで、とにかく一生懸命、ただただ遊んでいました。

 

そろそろ「じゃあ、宿題はいつやったの」と心配される方もいらっしゃるかもしれません。大丈夫です。夏休みが始まるとすぐ、最初の約3日間でまず宿題はやっつけましたのでご心配なく!

 

しかし、イエスはこれを見て憤り、弟子たちに言われた。「子供たちをわたしのところに来させなさい。妨げてはならない。神の国はこのような者たちのものである。

 (マルコ10:14)

 

在主

林 尚俊

 

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