2023年8月20日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

私たちの教会には、毎年夏になるとはるばる遠い南国から嬉しい訪れがあります。皆さんもご存じのようにIS長老の次女であるハワイ在住のDK姉ファミリーです。彼らはお客さんではなく、私たちにとって大事な神の家族であるため、訪問というより帰省という表現がふさわしいでしょう。私たち夫婦が森小路教会に赴任する前は、ほぼ毎年戻ってこられたと聞きました。しかし私たちが来たあとはコロナの影響で最初の2年間は帰省することができませんでした。やっと昨年の夏からパパを除いたほぼ全員が戻ることができましたが、残念ながら日本はまだコロナ禍の真っ最中でしたので、せっかく来たDK姉の4人の子どもたちと、なかなか交流することができませんでした。私たち夫婦は申し訳ない気持ちでいっぱいでした。「きっと来年は、コロナも落ち着いて大丈夫だろう」と思い、Dファミリーとの楽しい交わりの時間は、翌年に回すことにしました。

 

あれから1年。いよいよDファミリーが再び帰省しました。それぞれのスケジュールがある中での帰省なので、時期をずらして五月雨式にやってきます。DK姉は4女のSちゃんと共に一足先にハワイに戻りました。3女のHちゃんが残り、先週は次女のAちゃんがやってきました。「今年も交流の時間を持てないのかなあ」と少し焦る気持ちになりました。そこでAちゃんとHちゃんと楽しい時間を作ろうと思いたち、彼女たちの時間に合わせて、早速、楽しい所に行くことにしたのです。

 

目的地は鶴橋のコリアンタウン。ここに行こうと決めた理由は、もちろん日本の女子高生たちの間で流行っている韓流を紹介したいという目的もありましたが、実は私たち夫婦も行ったことなかったのです。ついでに自分たちも楽しみたいと思う、いわゆる一石二鳥でした。その日の天気を調べると、ちょうど関西地方に台風が向かっていて、残念ながら午後からは雨予報です。しかしまた後日…というわけにはいかなかったので、天気のことは神様にゆだねて強行することにしました。

 

AちゃんとHちゃんを乗せた流星号が、いよいよコリアンタウンに着きました。ウェルカム・トゥ・コリア! 初めて見た日本の中の異国の風景に、彼女たちの大きな目がさらに大きくなりました。確かに私から見ても思った以上に韓国っぽくてびっくりしました。何よりも町に漂う食べ物の匂いが、普通に韓国の町の匂いだったのです。懐かしい匂いです。ちょうどその瞬間から雨が降り始めましたが、風はなかったので問題はありませんでした。早速、Kコスメと言われる韓国の化粧品のお店でショッピングした後、韓国の辛い唐揚げヤンニョム・チキンと、韓国風かき氷パッビンスを食べました。そのうち本格的に雨が降ってきたので、私たちの楽しい韓国ツアーは短く終りましたが、行き帰りの車の中でいろいろとお話もできて、また何よりも彼女たちの素敵な笑顔を見ることができたので、本当に良い時間だったと思います。やはり神様の家族の親しい交わりは、私たちにとって大きなが励ましと慰めになりますね。神様、感謝します。

 

彼らは、使徒の教え、相互の交わり、パンを裂くこと、祈ることに熱心であった。(使徒言行録 2:42)

 

在主

林 尚俊

 

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