2023年10月08日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

夏休みのご報告第二弾です。韓国から帰って来たあと、私たちは日本国内で短い旅に出ました。韓国で過ごした時間は、とても楽しく有意義でしたが、限られた時間内にたくさんのことをしなければならなかったので、なかなかゆっくりすることはできませんでした。

 

そこで休みの最後の時間を自然の中でゆっくりしようと、1泊2日の予定で奈良県に行ってきたのです。最初はテントでのキャンプも考えましたが、韓国から帰った翌日にハードなアウトドアは無理だと判断し、雨予報もあったのでコテージに泊まることにしました。場所は奈良県南部にある大きなダムの下、一番近い町から車で約1時間30分以上離れている山奥で、静かに過ごすには最適な場所です。自炊しないといけないため、前日の夜、千林商店街にあるMシェに行きました。閉店間際で、お肉が半額です! そこでおいしいお肉を踏ん張って購入しました。旅が始まる前からうれしくなり、ますます楽しみです。

 

翌朝早く、奈良県南部に向かいました。高速を降りてから、ずっと山あいの道を進みます。思ったより時間はかかったものの、紀伊山地ならではの広大で美しい景色のおかげで、あっという間に着いたように感じました。現地に到着しましたが、まだチェックイン時間の前です。そこで途中、スーパーに寄って買ったお弁当を景色を満喫しながら頂きました。ごく普通のスーパーのお弁当ですが、素晴らしい自然の中で頂いたので本当に美味しかったです。それからチェックインを済ませたあと、近くの温泉に行きました。なんとコテージの宿泊客は100円も安く入れます。ラッキーの連続ですね。

 

久しぶりに温泉でゆっくりした私たちはコテージに戻り、さっそく早めの夕飯を準備しました。まずは炭火を起こして美味しい肉を焼く準備を整えたあと、キャンプの醍醐味ともいえる飯盒でご飯を炊き、新鮮な野菜でサラダを作りました。お肉を焼きながら美味しく夕飯を頂いたあとは、キャンプのクライマックスでもある焚火です。スーパーで買ったお菓子を食べながら、ボーッと焚火を眺めていました。するとその時、どこからか小さいけれど鮮明に、小動物の鳴き声が聞こえてきたのです。何だろうと思っていると、小さな猫が暗闇の中からかわいい姿を現しました。耳の先が桜模様にカットされたさくらねこで、不妊手術を受けた地域猫です。最初はとても警戒していて少し離れたところでずっとミャーミャーと鳴いていました。おなかがすいているのでしょう。そこでハムを少しあげようとすると、やっと近くに寄ってきました。それからだんだんと慣れて撫でさせてくれるようになり、もう少しすると、なんと妻の膝の上に載ってくれたのです。羨ましい! 私の膝の上にも来てほしいと思いましたが、なかなか来てくれません。さすが、おっちゃんは猫にも嫌われるんだと思いながら諦めた瞬間、なんと猫ちゃんが私の膝の上に来てくれたのです。しかも、うとうと居眠りを始めたではありませんか。その姿がとてもかわいかったので、名前まで付けてしまいました。名前は「奈良ちゃん」。心から家に連れて帰りたいと思いましたが、そこは我慢するしかありません。寝る時はコテージのドアを閉めてバイバイしました。思わぬ出会いで思う存分癒やされた私たちは、初秋の虫の声を聞きながら、ぐっすりと眠りました。神様、感謝します。

 

だから、あなたがたは食べるにしろ飲むにしろ、何をするにしても、すべて神の栄光を現すためにしなさい。

(コリントの信徒への手紙一 10:31)

 

在主 林 尚俊

 

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