2023年12月03日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

ご存じのように、先週の聖日の礼拝後、約4年ぶりに「みんなで歌おう!」という私たち森小路教会ならではの伝道集会が本格的に再開されました。TN長老の仕切る第3期の「みんなで歌おう!」が開催されたのです。私にとっては事実上初めての行事でした。去年、コロナの影響で今までとは違う形で行われましたが、本格的には初めてのことでした。

 

いろいろな意味で新しい「みんなで歌おう!」に、思ったより多くの方が参加されました。総参加人数は32人、その中にノンクリスチャンの方が6人でした。そしてなんと初めて教会に来られた方が3人もいらっしゃったのです。近所に住んでおられる方で、教会前のポスターや事前に配った案内チラシを見て来られたそうです。何よりも嬉しいお知らせでした。

 

そして私と妻にとっても、とても意味のある時間でした。私たち夫婦にとって初めての「みんなで歌おう!」だったからだけではなく、もう一つの意味がありました。なんとその日は妻のミュージシャンとしての初舞台でもあったのです。そうです。彼女はバスリコーダーの演奏者として舞台デビューしちゃいました。バスリコーダーという楽器は、妻が人生で初めて習った楽器であり、初めてみんなの前で演奏をしたのです。

さかのぼること今年の4月。すでに存在していて何度も実力を世界的(?)に披露していた我が森小路教会の誇るリコーダーアンサンブルに、新たにメンバーを加えてより大きなアンサンブルにしましょうという、リコーダーアンサンブルのリーダーYM長老の提案により、新しいリコーダーアンサンブルが立ち上げられました。そして楽器演奏という分野には今まで全く縁のなかったド素人(妻いわく)も参加することになったのです。それ自体が私にはとても意外でした。なぜなら私が知っている限り、妻は楽器を演奏するということにあまり興味がないように見えていたからです。

 

ところがいざ始まると、日々の練習を見る限り、彼女はとても楽しそうでした。ワクワクしながら一生懸命、練習を重ねていたのです。その結果、少しずつ実力がのびてきたようです。最初はピーピーと耳に障る鋭い音しか聞こえず、音符も読めないため、ものすごくたどたどしい練習が続きましたが、だんだんとそれらしく聞こえてきたからです。デビュー舞台が決まり、その日が近づいてくるにつれ、妻のリコーダーの音はだいぶ落ち着いてきました。そしていよいよ「みんなで歌おう!」本番。新しいアンサンブルの初演奏が無事に終わりました。妻だけでなく、新しく加わったすべてメンバーも、みんな素晴らしい演奏を披露したのです。その日、リコーダーで演奏した曲は讃美歌ではありませんでしたが、心の中ではみんな神様に向かってを賛美していたことでしょう。いいえ、正確に言いますと、全身全霊で賛美を奏でていたことでしょう。ハレルヤ!と。たくさんの歌も歌い、クリスマス讃美歌もたくさん歌いました。皆さん、恵まれさまでした。

 

主に従う人よ、主によって喜び歌え。

主を賛美することは正しい人にふさわしい。

琴を奏でて主に感謝をささげ

十弦の琴を奏でてほめ歌をうたえ。

新しい歌を主に向かってうたい

美しい調べと共に喜びの叫びをあげよ。 

(詩編33:1~3) 

 

在主 林 尚俊

 

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