2023年12月17日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

先日、私たち夫婦にとって、大変意味の深い出来事がありました。皆さんもご存じのように妻の実家の家族が、はるばる北関東の茨城県から大阪に引っ越してきたのです。民族大移動ならぬ列島を縦断する「鈴木(妻の旧姓)家の大移動」でした。

 

私たちは結婚して17年目ですが、そのほとんどの時間を東京や海外で過ごしていましたので、義理の家族に会うのは年に数回だけでした。もちろんいつも家族のことを覚えて切に祈っていましたが、会えないという状況で、いつも寂しさを感じていました。しかも義理の親は2人とも80歳を超え、いわゆる後期高齢者になりましたので、さらに心配は増してきました。そんな中、とても嬉しいニュースを聞いたのです。妹も含む家族3人全員が大阪の教会の近くに引っ越して来たいというのです。最初は具体的に大阪と決まったわけではありませんでしたが、さまざまなことを考えた未、やはり大阪で私たちの近くに住むのが一番良いという結論になりました。

 

しかしそのためには乗り越えないといけない壁がいくつかありました。まず住居の問題です。茨城県の家は、某有名な「ポ〇ンと一軒家」に出てきそうな家です。景色もいいし空気も水も美味しい所でしたが、山奥にあったため、いろいろ不便ではありました。果たして家が売れるかという、ある意味一番大きな問題がありました。それだけではありません。大阪ではどんな家に住めばいいのかという問題もありました。場所は教会と牧師館に近い所とは決まったものの、みんなの好みに合うような物件がちょうどいいタイミングで現れるかどうかという問題をはじめ、東京で暮らしていた時も茨城でもずっと一軒家だったので、いきなりマンションに住むのは、もしかしたら窮屈に感じるかもしれないという問題もありました。最後に妹の仕事の問題です。今まで勤めていた職場から離れて、新しい仕事を探さないといけません。これも慎重に考える必要があります。

 

ところがいざ動き始めると、これらのすべての問題は私たちの杞憂にすぎなかったことが分かりました。神様のなさることは私たちの想像と計画をはるかに超えていたのです。実に素晴らしいタイミングと方法で、すべての問題を解決してくださったのです。 (詳しい話はあとで鈴木家の皆に聞いてください)。引っ越しの話が出てからわずか半年足らずの時間で、見事に実現しました。そして何よりも嬉しいのは、毎週、家族で共に神様に礼拝を捧げられるようになったことです。神様は結婚17年目にして、やっと私たち夫婦の祈りを聞いて聞いてくだいました。これからは疑わずに、肉の家族が神の家族として生まれ変わることを、希望を持って祈り続けていきたいと思っています。神様、感謝いたします。

 

生涯、彼を満ち足らせ わたしの救いを彼に見せよう。

(詩編 91:16) 

 

在主

林 尚俊

 

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