2023年12月24日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

クリスマスシーズン。子どもたちだけではなく、老若男女、誰もが愛と希望にあふれて、わくわくする喜びの期間です。教会もいよいよ本格的なクリスマスのイベントで忙しくなってきました。そんな中、先日、毎年恒例のYWCAこひつじほーむと大宮保育園の子どもたちが、クリスマス礼拝をささげるために私たちの教会を訪ねてきました。少し寒い日だったので凍えそうな小さなお手々に、神様に捧げるためのクリスマス献金と教会へのプレゼントを握ってきたのです。

 

子どもたちにとって教会での礼拝は初めてのことで、わくわくドキドキしながら歩いてきたことでしょう。保育園の先生たちの話によりますと、いざ教会について教会の扉が開いた瞬間、一瞬にしてみんな静かになったようです。きっと教会は神様のおうちであると聞いてきたに違いありません。礼拝が始まると子どもたちは声を合わせて小さなお口で神様に賛美を捧げました。少し恥ずかしがりながらも、パイプオルガンの伴奏に合わせて元気よく賛美したのです。紙芝居を通してクリスマスのみ言葉を伝える時間には、みんな目を大きくして一生懸命聞いていました。中には話している先生の言葉をそのままマネをしている子もいました。大事に準備してきた献金をおささげし、礼拝が終わったあと、日曜学校の先生方が準備した子どもたちへの手作りプレゼントを渡しました。そしてなんと、子どもたちからも手作りクリスマスの飾りをいただいたのです。早速、教会の玄関に飾りました。

 

その後、一人一人、パイプオルガンの鍵盤を触る時間を設けました。子どもたちにとったら生まれて初めて聴くパイプオルガンの音でしょう。触るのも初めてだと思います。オルガニストの先生に見守られながら、恐る恐る優しく鍵盤に触り、自分の指の動きで変わる巨大なパイプオルガンの音色を楽しみました。ピアノを習っていると思われる子は、見事に披露(?)してくれました。それから教会に飾ってあるさまざまなクリスマスの飾りを紹介する時には、礼拝の時の緊張はほぐれたようで、好奇心旺盛な子どもたちに戻って、すべてことに明るく元気に反応してくれました。心がホッとするひとときでした。

 

そして毎回、感じることですが、クリスマスに対するこのような子どもたちの反応は、私たちがかつて持っていたもので、今は失ってしまったものではないかなと思います。自分を振り返って反省しました。そして子どもたちのようにドキドキわくわくしながら、イエス様のお誕生日を待ち望み、喜びたいと思いました。

皆さん、メリークリスマス! 私たちのために救い主がお生まれになったのです!

 

天使は言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。(ルカ2:10~11)

 

在主

林 尚俊

 

牧師室より トップ