2024年01月14日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

新年が始まり早くも第二週目になりました。皆さんはどのようにお正月を過ごされましたか。元日早々に起きた能登半島での大地震やさまざまな事故のため、不安と緊張の中でお正月を迎えることになりました。何よりも被災された多くの方々や、甚大な被害を受けた多くの教会のために心を合わせて祈っていきましょう。

 

私たちは久しぶりのお休みにいろいろな計画はありましたが、能登半島地震のこともあり、ほぼ諦めかけていました。そんな中、あるテレビのニュース番組の短い記事を見ました。被災地でなければ正月の計画をそのまま実行してほしいという内容でした。やっとコロナという大きな試練を乗り越えて立て直されつつある地域経済が、地震による自粛モードに入ると途切れてしまうということでした。そこで私たちは、昨年末に計画を立てたとおり、妻の実家の家族との日帰り旅行に出かけることにしたのです。

 

目的地はお隣の滋賀県の琵琶湖です。個人的に好きな所であるのと同時に、関東の人々にとって一度は必ず行ってみたいと思う関西の観光地でもあるため、琵琶湖を選びました。しかも大阪からの日帰り旅行地としてもちょうどいい距離です。まず向かった場所は比叡山ドライブウェイの展望台、琵琶湖の全体像を一目で見られる場所です。いわゆる森全体を見てから木々を見るというアプローチを選びました。幸い天気にも恵まれ、展望台から見下ろした琵琶湖の広大な光景は、実に素晴らしいものでした。それから琵琶湖を肌で感じるため、山から下りてほとりの公園に向かいました。目的地に到着する前にちょうどお昼の時間になりましたので、美味しいお好み焼き屋を見つけて関西ならではのご馳走をいただきました。そのあと湖のほとりの公園に行き、妻が水筒に入れてきたおいしいコーヒーをいただきながら、少し冷たいけれども気持ちのよい湖畔の穏やかな風を楽しみました。

 

そのあとデザートを食べるためにバウムクーヘンで有名なお菓子屋さんに向かいました。お菓子屋さんといってもまるでテーマパークのような空間で、丘一つがお菓子屋さんです。そこで焼き立てのおいしいバウムクーヘンをいただき、童話のような空間を楽しむことができました。最後に近江八幡の昔の街並みを見たあと、家に向かいました。短いお出かけでしたが義理の家族が大阪に来てから初めて一緒にゆっくり過ごすことができましたので、とても意味のあるひと時でした。今年も肉の家族はもちろん、教会に連なるすべての神の家族一人ひとりが、神様の御守りと恵みの中で歩んでいけますようにと切に祈ります。

 

主に望みをおく人は新たな力を得/鷲のように翼を張って上る。走っても弱ることなく、歩いても疲れない。 (イザヤ書40:31 )  

 

在主

林 尚俊

 

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