2024年03月17日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

最近のテレビ番組の中で、特にバラエティ番組のトレンドとして、食べ物に関する番組が圧倒的に増えていることに気づいたことはありませんか。どこかへ行って美味しい物を食べたり、あるいは美味しい物を求めて旅に出るという番組もあります。私が個人的に好きな番組は、タクシー運転手さんから美味しい店を教えてもらい、そこに連れて行ってもらうという番組です。また外国に行って美味しい物を食べることもあれば、外国人が日本に来て日本食を美味しく食べる番組もあります。そしてこれらのグルメ番組は、特に夜の9時のニュース番組の直前の時間帯に、必ずと言っていいほど毎日どこかのチャンネルで流れています。われわれ現代人は、食べ物が大好きだということの証拠ではないでしょうか。もちろん私も自他ともに認める食通(グルメ)ですので、こういう番組が大好きです。いつも自分でそこへ行って食べているつもりで一生懸命に見ています。いわゆる代理満足ですね。ですからどこかへ旅行に行く前には、必ずその地域で有名なご当地グルメを探すのが何よりも楽しみです。

 

そこで先日、西部青年ビジョンツアーで行った韓国での旅程を立てる時も、私の心の中では、どこでいつ何を食べるのかが旅の成功を決めるとても大きな基準の一つでした。韓国のことわざの中に「美しい金剛山(北朝鮮側の江原道地域にある美しい山)の景色も食後にしか目に入らない」という日本の「花より団子」に似た意味のことわざもあり、さらに最近日本の若者の間では韓国発の韓流グルメがはやっていることもあるため、旅行中の食べ物について本気を出したのです。そしていつどこで何を食べるのかある程度細かく決めておきました。韓国に到着してから日本に戻ってくる直前までの毎食の大体のメニューと店を決めておいたのです。個人的に韓国の食べ物イコール辛いという先入観をなくしたいと思っていたので、できるだけ辛くない物を中心に、さまざまな種類の食べ物を調べて候補に挙げておきました。

 

案の定、私の計画したとおり韓国に到着して最初の食事から大当たりでした。空港から最初に訪れた食堂は、いわゆる運転を仕事としている人々のための食堂でした。タクシー運転手やトラック運転手たちのための食堂なので味に関しては保証されている所でもあり、外国人の観光客はなかなか行くことのできないディープなローカル食堂です。それ以外にも旅の途中で頂いた食事は、われながら全体的に高い点数をもらっていたと思っています。なぜなら今回のビジョンツアーの参加者たちの感想文を見ると、何よりも食べ物について多く書かれていたからです。食べ物にこだわり過ぎたかなという反省点(?)もありますが、今回のビジョンツアーに関しては、霊肉共に栄養をたっぷり頂いたという結論を出しました。神様、ごちそうさまでした。

 

わたしたちに必要な糧を今日与えてください。(マタイ6:11)  

在主

林 尚俊

 

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