2024年03月24日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

先日、教会の裏の路地を通りましたが、ある家の小さな庭に白木蓮が咲き誇っているのを目にしました。上品なアイボリーホワイトの花を咲かせて、静かに存在をアピールしていました。そろそろ桜の季節が近づいてきたということでしょう。皆さんも同じだと思いますが、私は毎年桜が咲くのをとても楽しみに待っています。桜は長い冬の終わりを知らせる便りでもあり、また主の復活を祝う季節を知らせる伝令使でもあるので、桜の花はダブルの楽しみです。しかも今年の桜の季節は、さらにもう一つの意味で待ち遠しいことがあります。初めて家族が一か所に集まるからです。皆さんもご存じのように妻の実家の家族が大阪に来てから初めて迎える桜の季節です。そして韓国に住んでいる私の母も今年の復活節に合わせて日本に来る予定なのでトリプルの楽しみです。復活節の次の月曜日に、近くの桜の名所に行く予定も立てています。義理の妹もその日は休みを取ることになりました。お弁当を用意して皆でワイワイしながら食べるのは初めてですので、今からワクワクしています。

 

もちろん、そのためにはいろいろと事前の準備が必要です。皆さんもすでにご存じのとおり、何事にもまず形から入る私は、一つとてもこだわりたいことがあります。それは食事後のコーヒータイムです。私の母はコーヒーが苦手ですが、義理の父と母はコーヒーが大好きです。もちろん私たち夫婦もコーヒーが大好きなので、コーヒータイムをより楽しく過ごすために、いろいろと道具などをこつこつと備えたいと思いました。せっかくなら、その場で豆を挽いて飲むほうがよりおいしく飲めると思い、ハンドミルを新調したいと思いました。ところが我が家でコーヒーに対するこだわりは妻のほうがより強いので、ハンドミルに関しては妻がほぼすべての決定権を持っています。そのため私の役割は最大限妻のこだわりを念頭に置きながら、よりコスパのいい物を探すことでした。

 

いろいろ調べましたがウン万円の物から千円代で買える物までピンからキリです。世の中の人も私たち以上にコーヒーにこだわりがあるということを初めて知りました。とにかく私のすべての情報網と知識を活かして、ちょうどピッタリなミルを見つけたので、さっそく商品に関するプレゼンを妻相手に始めました。価格、性能、デザイン、そして持ち歩くための優れた携帯性などを中心に一生懸命にアピールしました。しばらく渋っていたものの、いよいよ妻からオーケーサインが出されたので、購入決定です。しばらくすると商品が届いたのでさっそく試しにコーヒー豆を挽いてみました。すると今まで持っていたミルの約10分の1の時間で、しかもきれいに均一なコーヒー豆が挽けたのです。あっという間です。高価なプロ仕様のミルに負けません。それからの私の日常はコーヒー豆を挽くことから始まっています。毎日うとうとした目でミルを回しながら、目を覚ましています。以前のミルでは豆を挽くことが苦痛でしたが、今ではおやすいご用です。というわけで今年の花見は本当に楽しみです。

 

希望はわたしたちを欺くことがありません。わたしたちに与えられた聖霊によって、神の愛がわたしたちの心に注がれているからです。(ローマの信徒への手紙 5:5) 

 

在主

林 尚俊

 

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