交読文9(詩編29編)

 

汝ら神の子らよ、主にささげまつれ、

  栄と力とを、主にささげまつれ。

その御名にふさわしき栄光を、主にささげまつれ、

  きよき衣をつけて、主をおがみまつれ。

主の御声は水の上にあり、栄光の神は雷をとどろかせたもう、

  主は大水(おおみず)の上にいませり。

主の御声は力あり、

  主のみこえはみいつあり。

主の御声は香柏を折りくだく、

  主、レバノンの香柏(こうはく)を折りくだきたもう。

これを小牛のごとくおどらせ、

  レバノンとシリオンとを、

  若き野牛(のうし)のごとくおどらせたもう。

主の御声は焔をわかつ、主のみこえは野をふるわせ、

  主はカデシの野をふるわせたもう。

主の御声は鹿に子をうませ、また林を裸にす、

  その宮にあるすべてのもの呼ばわりて、

  栄光なるかなという。

主は洪水の上に坐したまえり、

  主はみくらに坐(ざ)して、とこしえに王なり。

主はその民に力をあたえたもう、

  安きをもてその民をさきわいたまわん。