2020年12月20日

愛する皆さま

主の御名を心よりほめたたえます。

 

先週の聖日の礼拝後、夜になってから淀川に出かけました。散歩が目的ではなく流れ星を観察するためです。今年は条件がよくふたご座流星群の流れ星がたくさん見られるというニュースを見たため、暖かく着込んでほうじ茶を用意して夜の8時半過ぎに淀川に向かいました。肉眼でも1時間に約55個見られるということだったので、運が良ければ流れ星の写真が撮れると思い三脚も持っていきました。

 

河川敷に着き、観察しやすそうな場所を探して、三脚を広げてスマホをセットしました。するとその瞬間、大きな流れ星が綺麗な線を描いて東から西へ流れていったのです。私たち夫婦は思わず声を上げました。その瞬間スマホのシャッターを押しましたが、残念ながら最初の流れ星は撮り損ねてしまいました。妻は「流れ星を見るのは人生初めて」と言いながら隣で喜んでいます。私も来てすぐに1つ見ることができたので期待にあふれてスマホを操作しながら待っていました。ところが本格的に流れ星が見られる時間は夜の10時以降だとかで、私たちは9時ごろ河川敷に着いたので約1時間待たないといけません。ほうじ茶を飲みながら二人は空を見上げて星を待ち、約1時間で5つの流れ星を見ることができました。しかし残念ながらカメラに収めることはできませんでした。いよいよ本格的に流れ星のショーが始まる10時になりましたが、体が冷えてたまりません。10時5分に5つ見たからよしとして帰ってきました。なかなか楽しい体験でした。

 

今から約2020年前にも、私たちのように夜空の星を見て大いに喜んだ人々の話が聖書に出てきます。東方の占星術の学者たちです。彼らが見た星は「ユダヤ人の王としてお生まれになった方」に彼らを導きました。どんな形の星だったのかはわかりませんが、私たちが見た流れ星のように一瞬にして見えなくなる星ではなく、長く輝きながら学者たちを救い主のところへと導いたことでしょう。私たちが見た流れ星も綺麗でしたが、その星は比べることのできないほど美しかったはずです。今年のクリスマスイブ礼拝はオンラインでささげられます。そのあと天気さえよければ、また夜空の星を見に行きたいなと思いました。皆さん、メリークリスマス!

 

『彼らが王の言葉を聞いて出かけると、東方で見た星が先立って進み、ついに幼子のいる場所の上に止まった。学者たちはその星を見て喜びにあふれた。』

(マタイによる福音書2:9~10)

 

在主

林 尚俊

 

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